目と手の協応

えんぴつ アスレチック運筆(線の間をなぞる)の無料プリント

ねらい

  • 道の先を目で見ながら、えんぴつの動きを合わせる力(目と手の協応)
  • かべに さわらないように、えんぴつの速さや力を加減する力(運筆のコントロール)
  • カーブや角で、指や手首を使って えんぴつの向きを変える力
  • 最後まで ゆっくり ていねいに 続ける力(注意の持続)

2本の線にはさまれた道を、かべ(道の線)に さわらないように、えんぴつで「1」から ★ まで進む課題です。左上から時計回りに内へ進み、なみ・ギザギザ・かくかく・山・きのこ など、形のちがう関門をこえていきます。道の線に さわった所を数えて、プリントの下に書きます。速さは比べず、どれだけ ていねいに進めたかを見ます。道が細く長いほど、はみ出さずに進むのに時間がかかることが知られています。そこで、道幅と道の長さから難しさを計算し、レベルが1つ上がるごとに、およそ2〜3倍になるようにしています。子どものリハビリ(作業療法)で使われる検査にも、2本の線のあいだを はみ出さずに線を引く課題があり、目と手の協応を見る手がかりの一つになっています。目で見たとおりに手を動かす力を育てることをねらっています。

白黒で印刷できます。道幅でレベルの難しさを決めているので、拡大・縮小せず「実際のサイズ(100%)」で印刷してください。答えのページはありません。

運筆(線の間をなぞる)(えんぴつ アスレチック)の無料プリント レベル3・ふつう レベル3の例 ›

レベルの違い

レベル1道幅は16mm。関門は4つ(なみ・山・だんだん大きくなる なみ・ギザギザ)で、うずまきはありません。運筆のはじめの1枚に。5枚
レベル2道幅は11mm。関門は7つに増え、かどまるの関門も入ります。まんなかに短いうずまき(0.75回)。5枚
レベル3道幅は8mm。とがったギザギザ・かくかく・きのこが入ります。うずまきは1.75回。5枚
レベル4道幅は5mm。コースが2周になり、内の周は小さな波がこまかく続きます。うずまきは2.75回。5枚
レベル5道幅は3.5mm、内の周は2.5mm。2周で、うずまきは3.75回。いちばん細く長いコースです。5枚

どのレベルから始める? → レベルの選び方

使い方のコツ

  • 始める前に、えんぴつの先を ほどよく とがらせておきます。先が丸いと線が太くなり、かべに さわりやすくなります。
  • 上の「みほん」を見て、道のまんなかを進むこと、かべに さわらないことを確かめてから始めます。速さより、ゆっくり ていねいに進むことを大切にします。
  • 番号の点(2・3・4…)は「ひとやすみ」の場所です。ここでは えんぴつを はなして、手を休めてかまいません。
  • 終わったら、えんぴつの線が かべに ふれた所を一緒に数えて、下の「かべに さわった ところ」に書きます。ひとつながりで さわっている所は、1こと数えます。

始めるときの声かけ・レベルの選び方・難しすぎるときは、えんぴつ アスレチックの使い方ガイドをご覧ください。

プリント

プリントを選ぶと、印刷のページに進みます。

レベル1道幅は16mm。関門は4つ(なみ・山・だんだん大きくなる なみ・ギザギザ)で、うずまきはありません。運筆のはじめの1枚に。

レベル2道幅は11mm。関門は7つに増え、かどまるの関門も入ります。まんなかに短いうずまき(0.75回)。

レベル3道幅は8mm。とがったギザギザ・かくかく・きのこが入ります。うずまきは1.75回。

レベル4道幅は5mm。コースが2周になり、内の周は小さな波がこまかく続きます。うずまきは2.75回。

レベル5道幅は3.5mm、内の周は2.5mm。2周で、うずまきは3.75回。いちばん細く長いコースです。

記録をつけるなら

えんぴつ アスレチックの使い方ガイド

こんな子に・こんな場面で

  • えんぴつを持ち始めた太い道のレベル1から、えんぴつで線を引くことに慣れる練習に。
  • 字がはみ出しやすいマスや線の中に収めるように、えんぴつを加減する練習に。
  • 急いで雑になりやすい速さを比べず、ていねいさだけを見る課題です。
  • 手ごたえがほしいレベル5は道幅2.5mm・うずまき3.75回。大人でも気が抜けません。
  • 気持ちが続きにくいひとやすみの点で区切って、少しずつ進められます。
  • 療育・放デイの活動に準備は紙1枚と えんぴつだけです。

レベルの選び方

最初は「少し簡単かな」と思うレベルから。道幅16mmのレベル1で、みほんのとおりに道のまんなかを進むことに慣れておきます。
↓

かべに さわった所が少なく、楽しそうに進めた

  • レベルを1つ上げる
  • かべに さわった ところ 0こを目指す
  • ひとやすみの点でも えんぴつを はなさずに、続けて進む

何度も かべに さわる・とちゅうで いやになる

  • レベルを1つ下げる
  • 先に指で道をなぞって、コースの形を確かめてから えんぴつで進む
  • ひとやすみの点ごとに区切って、1日に1〜2区間ずつ進める
レベル4から、道幅が5mmになり、コースが2周になります。内の周の小さな波は、指先だけで細かく向きを変える必要があります。

取り組む様子で見たいところ

えんぴつの持ち方指先で持てている? 力が入りすぎて、指先が白くなっていない?
紙を押さえる手えんぴつを持たない手で、紙を押さえている? 紙がずれていない?
姿勢顔が紙に近づきすぎていない? 体が大きく傾いていない?
さわりやすい所カーブの外がわ・角・うずまきなど、どこで かべに さわりやすい? さわる所が決まっていれば、その形が苦手なのかもしれません。
進み方急いで一気に進んでいない? ひとやすみの点で、手を休められている?
かべに さわった ところプリントの下に毎回書いておくと、変化に気づきやすくなります。えんぴつ アスレチックの きろくに写していくと、同じレベルどうしで並べて見られます。

気になる様子が続くときは、一人で判断せず、作業療法士などの専門職に相談するのもひとつの方法です。

声かけの例

  • 始める前かべに さわらないように、ゆっくり ★まで いこうみほんの ○ と ✕ を一緒に見て、ゆっくりでよいことを伝えます。
  • 進んでいるときいい ペースだね速さではなく、ていねいに進めていることを伝えます。
  • かべに さわったときそのまま つづけて だいじょうぶ消さずに、そこから続けます。さわった所は、終わってから一緒に数えます。
  • 終わったときどこが むずかしかった?数より先に、本人が難しかった所を聞いてみます。
  • 2回目からまえより さわった ところが へったねほかの子とではなく、同じレベルの前の自分と比べます。

よくある質問

答えはありますか?

いいえ。答えのページはありません。終わったら、えんぴつの線が かべに ふれた所を一緒に数えます。

時間は計らないのですか?

この課題は、速さより、どれだけ ていねいに進めたかを見たいので、プリントには時間の欄を付けていません。急ぐと かべに さわりやすくなるので、ゆっくりで構いません。

同じプリントを何回やってもいいですか?

はい。同じコースをくり返すと、前の回と かべに さわった数を比べやすくなります。同じレベルに5枚あるので、飽きてきたら別のコースに変えてください。

字の練習のかわりになりますか?

字を書く練習をふくまない取り組みだけでは、字の上達に効果が見られにくいという研究があります。この課題は、えんぴつを加減して動かす練習として、字の練習と組み合わせて使ってください。

えんぴつの持ち方は直したほうがいいですか?

持ち方の形のちがいが、字の読みやすさや速さに影響しなかったという研究もあります。形を直すことより、力が入りすぎていないか、疲れていないかを見てあげてください。気になるときは、作業療法士などの専門職に相談するのもひとつの方法です。

1回にどれくらい取り組めばいいですか?

決まった量はありません。1回に1枚を目安に、長いコースは ひとやすみの点で区切って、何回かに分けても構いません。くわしくは、コラム「毎日やる?1日どれくらい?」をご覧ください。

コラム

プリント右下の番号について

プリントの右下にある番号(例:kaku-unpitsu-L1-w16-r1-s0)は、難しさの条件を表しています。番号が同じプリントは、同じ難しさです。お問い合わせのときは、この番号を書いていただくとすぐに分かります。

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